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[試合後談話]2017.11.12

日本ユースタイトル戦中量級2試合!

 日本ユース初代ライト級チャンピオン富岡樹(REBOOT)の初防衛戦が11日、後楽園ホールで開催されたDANGAN200回記念大会で行われた。挑戦者は181cmの長身サウスポー、白鳥大珠(八王子中屋)。この日は、スーパーライト級初代王座決定戦も行われた。この試合、赤コーナーから小林孝彦(TEAM10COUNT)が登場。青コーナーは平岡アンディ(大橋)が陣取った。10日の前日計量後のフェイスオフでは、闘志をむき出した4選手。会場は大歓声に包まれた。
日本ユース初代チャンピオン平岡アンディ
 試合開始から序盤ペースを握ったのは小林孝彦。4ラウンドから巻き返したのは平岡アンディ。試合を決めたのは5ラウンド。平岡の左が的中! 立ち上がった小林にアッパーを混ぜてパンチをまとめるとレフェリーが試合を止めた。

 「考えすぎた。タイトルが懸かっていたので緊張気味だった」と話し始めた平岡は序盤に関して「もらったパンチは見えていた。バランスを崩しただけだが、ちょっと焦った」と振り返った。「ベルトを取れてホッとした」と新人王を逃してからの苦悩を払拭できたことを喜んだ。

 大橋秀行会長は「スパーリングはすごく良かった。まあ、こんなもんです」と成長著しいアンディを労った。
「ボクシングを楽しめた」
 「負けたけど久々にボクシングを楽しむことができました」と切り出した小林は「自分より強い相手と試合ができた。まだまだ全然できる」と悔しい黒星をバネに飛躍することを誓った。
どっちも気が強い!
 判定勝利で初防衛に成功した日本ユース・ライト級初代チャンピオン富岡樹(REBOOT)に挑戦状を持参した湯場海樹(都城レオ)。「俺とやるにはまだ早い」とヒール全開のチャンピオン! 「口だけのチャンピオン」と一歩も引かない九州男児! リング上で早くもフェイスオフが実現した。
rebootが躍進中!
 「パンチはもらってない。自分のペースで試合ができた」と完勝をアピールした富岡樹。今後の課題は「自然とついてくるとは思うが、一発の破壊力」と笑顔で答えた二十歳のニューヒールは「海外でも国内でも、誰とでも戦う。日本ユースタイトルは一生の宝だけど、上のタイトルを持っている人とやりたい」と今後の抱負を語った。

 控え室での囲み取材に応じた射場哲也マネージャーは今後に関して「湯場海樹選手と試合をするのが盛り上がると思うが、海外からもオファーがきているので、見極めたい」とした。
「打開策が必要だった」
 「打開策が必要でした」と自分の距離で戦えなかったことを課題とした白鳥大珠(八王子中屋)。「中屋会長からも80-72と言われても仕方がない」と叱咤されたことを明かすと、一からのやり直しを誓った。