新藤寛之vsコブラ諏訪 来年の挑戦権を掴むのは

　元日本ウェルター級王者のサウスポー新藤は、昨年4月の初防衛戦で有川稔男(川島)に敗れ王座から陥落。11月に1階級上げて再起をはたしたが、その後、組まれていた試合の中止もあって、今回が1年ぶりの試合ともなる。ブランク明けの不安は残るが、本人は「この一年でよりスーパーウェルター級に順応することができた」と自信を示すと、王座返り咲きのチャンスを掴む一戦に向け、「自力で挑戦権を掴む大きなチャンス。この試合に懸けるコブラ選手を気持ちでも上回りたい。ここで苦戦しているようでは、井上チャンピオンに勝てない」と先を見据えた。

　一方、日本では未公認ながら、海外でPABA、WBCアジア王座を獲得してきた諏訪は、この一戦を日本で生き残るための「通行手形」と表現。「長身の新藤選手だけに僕から仕掛けないと何も始まらない。自信はありますよ。この先の日本タイトルも獲って、日本で活躍していきたい」と意気込んだ。