[一夜明け会見]2017.10.23
拳四朗「まったく緊張しなかった」
比嘉と喜びを分かち合った拳四朗
東京・両国国技館で開催されたトリプル世界戦で初防衛に成功したWBC世界ライトフライ級王者の拳四朗(25=BMB)とWBC世界フライ級王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅)の両王者が一夜明けた23日、都内のホテルで会見を開き、喜びを分かち合った。
拳四朗の初防衛戦の模様は11月4日(土)23時からBSフジで放送。
拳四朗の初防衛戦の模様は11月4日(土)23時からBSフジで放送。
早くも食べ歩きを堪能しました
拳四朗は、王座返り咲きを狙う同級1位のペドロ・ゲバラ(メキシコ)を相手に、序盤こそポイントリードを許したが、中盤以降はペースを上げ打ち合い、判定2-0勝利で鬼門の初防衛に成功。顔に若干激闘の痕が見えるも目立ったダメージはなく、今の心境として「ホッとしているのが一番。しばらく頑張らんでもいいので、ゆっくりしたい」と笑顔で答えた。また、試合後は祝勝会をはしごし、昼間も友人と浅草に出掛け食べ歩きを楽しんだと明かした。
V2戦は前王者ロペスとの再戦
普段から笑顔を絶やさず、初防衛のプレッシャーを感じさせなかった拳四朗は、自身のメンタルを問われ、「前回の挑戦時からまったく緊張しなくなった。もともと神経質ではないが、なんでこんなにリラックスできているのか自分でも不思議」と首をかしげたが、試合を中継したフジテレビに「少しでも有名になりたいのでテレビに呼んでください」とおねだりするあたりに答えが出ていた。
もっと強くなって比嘉選手のようにKOしたい
同席した父の寺地永会長は、序盤のポイント差に疑問を感じつつも「対応できていたので盛り返す自信はあった。結果的には作戦どおり。チーム力で掴んだ勝利」と感謝し、息子へは「ファンに愛されるチャンピオンになってほしい」と願った。また時期は未定だが、V2戦は前王者のガニガン・ロペス(メキシコ)との再戦が内定していると伝え、「村田選手が5、6月頃に予定しているようなので、またトリプル戦の参加できるならありがたい」と話した。