薬物疑惑のネリがノンタイトル戦

　試合後に違法薬物使用が発覚し、王座の行くへが暗礁に乗り上げているWBC世界バンタム級に動きあり。現在、世界王座に就いているルイス・ネリ(メキシコ)と契約しているザファープロモーションのフェルナンド・ベルトラン氏が17日、ネリの次戦が11月4日にネリのホームタウン、メキシコのティファナで開催されることを発表した。試合はノンタイトル10回戦で行われる。対戦相手のアーサー・ビラヌエバ(比)は今年4月にWBO(世界ボクシング機構)同級暫定王者のゾラニ・テテ(南ア)と対戦し、判定で敗れている。
　ネリは今年の8月15日に13度目の防衛戦に臨んだ山中慎介(帝拳)に挑戦し、ベルト奪取に成功したが、薬物使用の疑いが持たれたことを受けて、WBC(世界ボクシング評議会)が調査を進めている。