[公開練習]2017.10.17
エンダム 今度の試合は嵐が起こる!
エンダムが練習を公開
22日に東京・両国国技館でWBA(世界ボクシング協会)ミドル級タイトルマッチで同級1位の村田諒太(31=帝拳)とのダイレクトリターンマッチを迎える王者のアッサン・エンダム(33=仏)が17日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。約5ヶ月ぶりとなる再戦となるが、「お互いの戦略のぶつかり合いが試合の鍵となる。相手を知った上で戦えるのが自分の有利に働く点。相手の強いところも弱点も知っている。経験があるから今度は打たれない」と意気込んだ。なお、試合の模様は当日午後7時からフジテレビ系列で生中継される。
練習前の会見
今回の試合に向けてアメリカとフランスでトレーニングしてきたエンダムは「コンディションはとても良い。トレーニングキャンプが良く終わることができたのでこの体調をキープしていきたい。いかなる状態でも試合に挑めるように準備してきた」とコメント。
1000%の自信を持って挑む
前回の試合、4ラウンドにダウンを喫したことに関する質問に対し、「ダウンを取られたが、30秒後に自分の調子が上がっていくのがわかった。ダメージはなかった」と強気に返すと、「直接、村田選手に伝えたいことがある。完全決着をつけたいのならフルラウンド戦える準備もしているし、どちらかが倒れるとしたらそれはお前の方だ」と大胆に言い切った。
ウェイトは残り1kg
会見後の練習ではロープを飛んだ後、ミット打ちを1ラウンド披露。パンチを打ち抜かず、軽めのパンチでコンビネーションの確認を行うと、左ガードの位置を入念にチェックしていた。その後、お面のマスクをつけたサンドバッグ打ちではキューバ人のペドロ・ディアストレーナーにフォームを細かく修正されていた。
ユニークなトレーニングを見せた
再びリングに上がったエンダムはミット打ち。下がりながらの右ストレート、スピードのある左右ボディアッパーを叩き込んだ。その後も様々なトレーニングでたっぷり汗を流した。
田中繊大トレーナー
エンダムの練習を見た田中繊大トレーナーは「大きなパンチをもらわないように警戒しているが、スパーリングをしたわけではないし、軽いメニューだったので何とも言えない。向こうのトレーナーも言っていたが、違う対策を練ってくるのではないか」と感想を口にした。