[ニュース]2017.10.10
山中竜也が母校で講演会
山中竜也と田中圭一校長
WBO世界ミニマム級チャンピオンの山中竜也(真正)が10日、母校の堺市立美原西中学校で在校生約500人を前に講演を行った。8月の世界初挑戦で掴んだベルトを肩にかけ登場した山中は「あきらめない」ことの大切さを後輩に熱く語った。
講演は校長先生に助けられた山中
話の苦手な山中は、田中圭一校長の助けを借り、質疑応答に答える形で「夢はいろいろあると思いますが、自分の決めた道をあきらめずに信じて、僕もまだまだ強くなるように頑張るので、みんなも頑張って欲しいです」と、笑顔で語った。
講演風景
田中圭一校長は「夢はでっかく世界チャンピオンと中学の卒業文集に書いた山中先輩が、いろいろなことを乗り越えて本当に夢を叶えました。当時の担任の先生に聞くと、高校へは行かずに、ボクシングだけでやりたいという山中君の背中を押すのは、厳しい選択だったと言っていましたが、しっかりと夢叶えて夢を達成されました。みんなも夢はたくさんあると思いますが、先輩のようにあきらめない気持ちを持っていって欲しいと思います」と、話した。
全校生徒と記念撮影
講演後、校長室に入った山中は「本当に緊張しました。試合とは全然違う感じで、変な汗をかきますね」と、初講演の感想を語ると「試合後、眼窩底骨折の手術をして、先週の月曜、10月から練習は再開しました。まだ何も決まっていませんが、年内に試合があるかもしれないので、しっかりと準備をして臨みたいと思います」と、初防衛戦に向け始動したことを明かした。