[試合後談話]2017.10.2
清水聡がプロ4戦目でタイトル初挑戦
東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ
プロ4戦目を迎えたロンドン五輪銅メダリストの清水聡(大橋)が2日、後楽園ホールで東洋太平洋フェザー級チャンピオンのノ・サミュング(韓国)に挑んだ。
プロ4戦目で初戴冠
長身サウスポーの清水聡に対して、チャンピオンは低い姿勢からボディを狙って一気に距離を詰めると打ち終わりにはクリンチで被弾を回避する作戦に出た。ガチャガチャと攻めるチャンピオンだったが、銅メダリストは慌てず左アッパーと左ストレートの打ち下ろしで動きを止めると接近戦で左右の連打を止めず、力でねじふした。
清水聡(大橋)!
ベルトを腰に巻いた清水は「パンチをもらわないつもりだったがペースを持っていかれそうになったので力でねじ伏せた。3ラウンドに効いてしまったので接近戦に切り替えた。パンチよりも頭の方がよくもらってしまった」と、試合を振り返ると「会場が盛り上がって良かった。まだ調整しないといけないところがあるので急いで修正したい。勝って村田諒太(帝拳)に繋げることができた」と22日に世界再挑戦のリングに上がるロンドン五輪金メダリストで、ミドル級の世界戦線で活躍する同士にエールを送った。
大橋ジムの勢いに注目!
試合後会見に同席した大橋秀行会長は 「距離を取って戦うこともできるが最後の打ち合いが清水の持ち味。スパーリングの時の良さが出た。フェザー級で世界を戦うのは簡単なことではないのでもっと経験を積ませたい。来年には必ず世界挑戦のチャンスを作りたい」と締めくくった。