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[メキシコ情報]2017.10.2

天海 7度目のメキシコ遠征

天海ツナミ

 9月30日(日本時間10月1日)、メキシコのメキシコ州エカテペクではWBC(世界ボクシング評議会)女子フライ級ダイヤモンドベルトを巡る戦いが繰り広げられた。ベルトを争ったのはジェシカ・チャベス(29=メキシコ)とエスメラルダ・モレノ(30=メキシコ)。両者は昨年7月にも拳を交えており、そのときはチャベスが小差の判定勝ちを収めている。同じ日、メキシコのキンタナロー州カンクンでは元WBA(世界ボクシング協会)女子スーパーフライ級王者の天海ツナミ(33=アルファ)がリングに上がった。

 14ヵ月前に2対0の10回判定勝ちを収めているチャベスは、距離の測定に戸惑うモレノに初回から左ジャブ、右のカウンターを打ち込んでポイントを奪っていった。チャベスは7回には左フックでダウンを奪い、勝利を決定づけた。モレノは判定まで粘ったが、採点は99対91(二者)、99対90と大差がついた。6度目の防衛に成功するとともにダイヤモンドベルトを手に入れたチャベスは37戦30勝(4KO)4敗3分、モレノは46戦35勝(11KO)10敗1分。
 また、同じ9月30日にはメキシコのキンタナロー州カンクンではアレリー・ムシノ(メキシコ)対天海ツナミ(アルファ)のスーパーフライ級10回戦が行われ、ムシノが判定勝ちを収めた。天海は打ち合いのなかで何度かチャンスをつくったもの相手の反撃を許し、なかなかポイントを奪えない。9回と10回に好機をつかんだが、ここでもムシノの反撃に遭った。採点は97対93(二者)、97対95の3—0でムシノの手が挙がった。ムシノは31戦25勝(10KO)3敗2分、元WBA(世界ボクシング協会)女子スーパーフライ級王者の天海は35戦23勝(12KO)12敗。これが7度目のメキシコ遠征試合だった。