[ニュース]2017.9.12
美女王者とV17王者が激突
日本女子の頂上対決が実現!
WBC(世界ボクシング評議会)ミニフライ級王者の黒木優子(26=YuKO)とWBCアトム級王者の小関桃(35=青木)が、12月17(日)に福岡・九電記念体育で対戦することが決まった。12日に黒木陣営が発表したもので、試合は黒木のミニフライ級王座が懸けられ、小関が2階級制覇に挑む形となる。現役世界王者同士の世界戦は、世界的な流れでもある「誰が強いのか」といったファンの疑問に答える重要な一戦として位置付けられそうだ。
ユウコリンの愛称で呼ばれる黒木
過去、アトム級で世界挑戦に失敗した黒木だが、1.3㎏上の戦場で実力を開花させると14年5月に安藤麻里(フュチュール)を破り現在の王座を獲得。昨年12月にリベンジを狙う安藤を返り討ちにし、5度目の防衛に成功した。そのアイドル顔負けの容姿は一般男性にも人気を博すが、彼女の本当の魅力はリングを舞台に「私こそ主役だ」と主張するかのような負けん気溢れるファイトで、世界王座に就いてからも成長を重ねてきた。
孤高の王者が2階級制覇を狙う
一方、在位9年の小関は15年10月にWBA王者の宮尾綾香(大橋)を破り16度目の防衛に成功するとともに王座統一をはたした。昨年11月のV17戦では日向野知恵(スパイダー根本)を4回TKOで一蹴し、世界連続防衛記録を更新したが、ベストウェイトのアトム級ではもはや敵は存在せず。孤高の王者は昨年11月に行われた2階級上、ライトフライ級でのテストマッチを経て階級アップを決断した。
挑戦を受ける側の黒木だが、キャリア・実力ともに最軽量級No.1を誇る小関は間違いなく過去最強の相手であり、彼女にとっても最大の試練。この覚悟を高く評価したい。
挑戦を受ける側の黒木だが、キャリア・実力ともに最軽量級No.1を誇る小関は間違いなく過去最強の相手であり、彼女にとっても最大の試練。この覚悟を高く評価したい。