[ニュース]2017.9.11
井上尚弥 笑顔で帰国
11日夕方に帰国した井上
ボクシングの本場でその実力を遺憾なく発揮したWBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級王者の井上尚弥(24=大橋)が11日に帰国。成田空港では20人ほどの報道陣、関係者が出迎えた。
アメリカは楽しかった
井上は9日(日本時間10日)、米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで同級7位アントニオ・ニエベス(30=米)を6回終了TKOで退け、6度目の防衛に成功。圧勝の内容は目の肥えた米国メディアさえも唸らせ、"モンスター"の異名に偽りなしを証明した。
まだ満足のいく内容じゃない
目立った傷もなく、驚くほど綺麗な顔で到着ゲートから出てきた井上は、にこやかに「チャンピオンとして帰ってこられて嬉しい」と第一声。自身が描く理想的なフィニッシュではなかったが、打たせずに打つボクシングが8~9割はできたと振り返った。また、本場の空気感を堪能し、これまで以上に海外で試合をしたいと思うようになったと話した。
統一戦を会長にプッシュしたい
今後については、タイミングと条件が揃えばいつでもバンタム級に上げる準備はできているが、スーパーフライ級でやり残していることがあるとし、「年内の統一戦」を希望。IBF王者で29戦27勝(18KO)1敗1分の戦績を誇るジャーウィン・アンカサス(25=比)の名前を挙げた。
メジャーデビューをはたした井上の第2章は、これからますます話題を呼びそうだ。
メジャーデビューをはたした井上の第2章は、これからますます話題を呼びそうだ。