[試合後談話]2017.9.2
伊藤雅雪が無冠戦で魅せた!
伊藤がフィリピンの新鋭と激突
OPBF&WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪(26=伴流)が2日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」のメインイベントに出場。60.5kg契約10回戦でフィリピン同級7位のグレン・エンテリナ(22=フィリピン)とグローブを合わせた。世界ランク上位に位置する伊藤が世界をアピールすることはできたのか――。
格の違いを見せつけて完勝した
初回はエンテリナが左から右アッパーを突き上げ伊藤を脅かした。しかし、2回になると伊藤の打ち下ろしの右が決まりエンテリナは腰を沈めた。パンチを見切った伊藤はその後も着実にポイントを加点。4回には右のトリプルで先制のダウンを奪った。5回、伊藤は的確なジャブから左ボディでダメージを与えると、6回に右ストレートから連打でレフェリーストップを呼び込んだ。
世界戦が決まったら必ず獲る!
鮮やかなTKO勝利した伊藤は「1ラウンドは相手の距離が遠くてボディブローも重く嫌な印象を受けたが、セコンドの指示でジャブが当たってきてからはリズムに乗れた。ロサンゼルスでのスパーリング合宿で身に付けた対応力は見せられたと思う。リスクを冒さないで戦ったが、望んでいた中盤KOができたのは良かった」と自らの出来に及第点を与えた。
世界戦が期待される伊藤は「いつチャンスが来ても良いが、あと2~3試合して成長させたい気持ちもある。今回はノンタイトル戦だったので次は大きな試合を希望したい。年内にもう1試合やりたい」と抱負を語った。
世界戦が期待される伊藤は「いつチャンスが来ても良いが、あと2~3試合して成長させたい気持ちもある。今回はノンタイトル戦だったので次は大きな試合を希望したい。年内にもう1試合やりたい」と抱負を語った。
彼は世界チャンピオンになるだろう
最後はレフェリーに抱きかかえられたエンテリナは「強い選手と戦って光栄だ。(伊藤は)距離とリズムを読むのが優れている」と力の差を認めた。
採点表