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[試合後談話]2017.8.24

日本ユース王座 スーパーライト級準決勝 

スーパーライト級も熱い!
 強打者4名がエントリーした日本初代ユース・スーパーライト級王座準決勝が23日、後楽園ホールで開催された「DANGAN192」で行われ、2016年東日本同級新人王の大野俊人(21=石川ジム立川)と小林孝彦(21=TEAM10COUNT)、2016年全日本同級新人王の吉開右京(20=島袋)と2014年東日本ライト級新人王の平岡アンディ(21=大橋)が対戦した。決勝戦にコマを進めたのは――。 
平岡のカウンターが炸裂してKO勝ち
 初回、吉開の右ストレートで腰を沈めた平岡だったが、コーナーに詰めて連打から右フックでダウンを奪う絶好のスタート。2回、スイッチした吉開だったが、流れを変えることができず右フックを合わせられ2度目のダウン。ここも立ち上がった吉開だったが、3回に左ストレートを直撃されキャンバスに沈んだ。
ここで負けるわけにはいかない
 3度のダウンを奪い圧勝した平岡は「今日は自信を持ち、リラックスしてボクシングをすることを心掛けた。試合中に冷静になれたこ
と、トレーナーと練習してきたことを出せたのが良かった」とコメント。「相手は待ちのスタイルなのでこっちから積極的に手数を出した」と述べ、 「相手がどうこうではなく、ボクシングは自分との戦い。練習の成果をいかに出せるかなので強い気持ちで挑みたい」と次戦への意気込みを口にした。
大野の追い上げを振り切り判定勝ち
 序盤、小林が長いリーチを生かしジャブを飛ばすと相手の出入りに右を合わせた。接近戦に持ち込みたい大野だが、小林のジャブを浴びて左目上を腫らした。4回、小林はフットワークで距離を保つと右アッパー、左フックでポイントを稼いだ。劣勢の大野は5回に強引に前に詰めて連打で反撃したが小林はクリンチで窮地を凌いだ。逆転を狙う大野は最終回に連打で襲いかかったが、小林はピンチを切り抜け試合終了のゴングを聞いた。
鳥海会長との作戦が上手くいった
 リベンジに成功した小林は「今日だけはつまらない試合と言われても何としても勝ちたかった。内容は良くなかったけど勝ってよかった」と安堵の表情。「打ち合いたかったがここでムキになったら前と同じだと思ったので我慢した。これからは自分のボクシングを確立したい」と課題を挙げるのも忘れなかった。
決勝戦は小林と平岡に決定