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[試合後談話]2017.8.22

因縁の再戦は衝撃の結末!

2年半ぶりの再戦は驚きの結果
 24歳以下のA級選手で争われる日本ユース王座トーナメントが22、23日の2日間にわたり後楽園ホールで開催された。22日のメインイベントで行われたスーパーフライ級決勝戦は日本同級3位の田之岡条(23=小熊)と日本フライ級9位の山下賢哉(20=白井・具志堅)が激突した。2年半ぶりの再戦は衝撃の結果が待っていた――。
山下がメインイベントをしっかり締めた
 山下がガードを固めてプレスをかけるに対し、田之岡は右に回りながら様子を伺った。40秒過ぎ、田之岡が右アッパーを出したところに山下の右フックが炸裂!背中から倒れた田之岡を見てレフェリーはカウントを途中で止めた。山下が豪快なノックアウト勝利で雪辱をはたした。
ここからは全試合KOで決める
 見事なKO劇でリベンジに成功した山下は「最後に決めたパンチは普段からずっと練習していたコンビネーション。セコンドに言われたことを実行したら勝てた」と声を弾ませた。ベルトを手にした山下は「まぁまぁうれしいです。ランキングも上がるだろうからこれからさらに上を目指していきたい」と決意を口にした。 
ボクサー人生で初めて効いた
 ワンパンチでキャンバスに沈んでしまった田之岡は「何をもらったか覚えていない。夢を見ているようです」と呆然した表情で試合を振り返った。 
ライトフライ級で自分も出場したい
 この試合を観戦した富岡哲也(21=REBOOT)は「田之岡選手とスパーリングしていたので勝ってほしかったが、山下選手の狙いすました右がすごかったです」と驚きを隠さなかった。