[前日計量]2017.8.22
未来の世界チャンプ候補が対決!
中谷と阿久井、さあどちらが強い!?
フライ級からスーパーライト級の全8階級で22日、23日の後楽園ホールで開催される日本ユース初代王座決定戦。その中でも最大の注目カード、中谷潤人(19=M.T)対ユーリ阿久井政悟(21=倉敷守安)のフライ級8回戦の前日計量が都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われた。
12戦12勝(9KO)の中谷と12戦11勝(7KO)1分の阿久井の無敗ルーキー対決。将来の日本王者、いや世界チャンピオン候補と言っても過言ではない両者がユース王座を懸けて激突する、ボクシングファン必見の一戦だ。
12戦12勝(9KO)の中谷と12戦11勝(7KO)1分の阿久井の無敗ルーキー対決。将来の日本王者、いや世界チャンピオン候補と言っても過言ではない両者がユース王座を懸けて激突する、ボクシングファン必見の一戦だ。
充実した練習をしてきた
昨年の全日本フライ級新人王の中谷は、現在OPBF東洋太平洋同級7位、日本同級14位にランクされる攻守のバランスに優れたサウスポー。キレのある左は一撃必殺の威力を持つが、よりパワーをつけるため前回5月の予選以降、フィジカルトレーニングにも力を入れてきた。また、7月上旬から約2週間のアメリカ修行を敢行し、現地では来月3日にWBA世界スーパーバンタム級王者の久保隼(真正)に挑戦する2位のダニエル・ローマン(米)のスパーリングパートナーを努め、成長の手応えを掴んできたというから頼もしい。
阿久井選手とは戦ってみたかった
リミットの50.8kgで秤を降りた中谷は「阿久井選手はスピードと一発のある選手。最初の立ち会いが肝心。それでもしっかりと練習をしてきたので、メインイベンターとして良い試合を、倒せるようにしっかりと集中して戦います」と、力強く抱負を語った。
期待されるのは嬉しいこと
一方、岡山から乗り込んだ阿久井は一昨年の全日本ライトフライ級新人王。圏外ながらWBCで23位にランクされる西のスーパールーキーだ。その実力は後楽園ホールでも実証済みで、5月の予選では13年度の全日本フライ級新人王、大保龍斗(横浜さくら)をストレート一発で撃破。敵地で初回KO勝ちを決め、目の肥えたファンの視線を釘づけにした。
後楽園ホールの常連と言われたい
中谷と同じくリミットで計量をパスした阿久井は、少し緊張した面持ちで「ベルトよりも彼に勝つことが自分にとっては大切」とコメント。中学生の時に出場した第3回U-15の同期には世界王者の田中恒成(畑中)をはじめ、丸田陽七太(森岡)、井上拓真(大橋)といった若手の実力者が揃うが、中谷も自身のライバルと高く評価し、「必ず良い試合にする」と気合を入れた。
今後も上の舞台でぶつかり合うことが予想されるスーパールーキー対決。現時点でどちらが強いのか、興味はつきない。
今後も上の舞台でぶつかり合うことが予想されるスーパールーキー対決。現時点でどちらが強いのか、興味はつきない。