[試合後談話]2017.8.20
187cmと179cmのウェルター級対決!
ジラフ麒麟神田と相徳恒彦
神戸市内のサンボーホールで20日、千里馬神戸ジム主催の「PEGASUS SUPER FIGHT vol.53」が開催された。メインイベントでは日本スーパーライト級14位のジラフ麒麟神田(千里馬神戸)が、九州から相徳恒彦(橋口)を迎えてウェルター級6回戦で拳を交えた。
神田が鮮やかにKO勝利
試合は、長身の神田がジャブを上下散らし、自慢の右ストレートでランカーとしての自信をみせた。序盤からプレスをかけた神田は左リードジャブで距離をはかると踏み込んで右ストレートを打ち下ろす。対して、相徳は後退しながらも、思い切りよく踏み込んで左右のフックからアッパーを狙う。3ラウンド、神田の右ストレートが決まり相徳が膝を揺らすがダウンは拒否した。すると、4ラウンド中盤、神田の右でダメージをためた相徳がロープを背にしたところで、神田の右ストレートが決まり相徳がダウン。立ち上がるも目の焦点が定まらず、10カウントを聞いた。神田はランキング入り初戦を鮮やかなKOで飾った。
上のレベルに追いつきたい
試合後、控え室に戻った神田は「倒す気満々で臨んだんですけど、全く噛み合わなかったです。セコンドのおかげで、ようやく4ラウンドに勝つことが出来ました。上はもっと強いですし、自分のボクシングではまだまだなので、上のレベルに追いつけるように練習頑張ります」と、勝利に安堵した表情を見せた。
千里馬啓徳会長
千里馬啓徳会長は「自信過剰なくらいやな。まあ、この子にはちょうどいいのかもしれないね。気の弱い子どもで、うちで鍛えてきたんやけど、よくここまできたと思う。また、ボクシングで自信をつけて上を目指してほしいね」と、笑顔をみせた。