[試合後談話]2017.8.10
今話題のスーパーウェルター級!日本タイトル戦は無敗対決
迫力十分
4月の王座決定戦で初戴冠をはたした日本スーパーウェルター級王者の井上岳志(27=ワールドスポーツ)10日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のセミファイナルで指名挑戦者で同級1位の長濱陸(25=白井・具志堅)を相手に初防衛戦に臨んだ。
初防衛に成功した
初回は、長濱がプレスをかけて攻め立てたが、井上の右のオーバーハンドがヒット。2回は長濱がジャブでプレスをかけると左フックを好打。両者とも接近戦でボディを打ち込んだが、井上のテクニックが上回り有効打で勝った。前半終了時の公開採点は49-46×2、50-45でチャンピオンが優勢。井上は7回に偶然のバッティングで左目上をカットしたが、8回にワンツーで腰を沈めると、一気にスパート。防戦一方になったレフェリ
ーストップに持ち込んだ。
ーストップに持ち込んだ。
ジャブが少なかった
タイトル初防衛に成功した井上は「これまでの試合より落ち着いてリングに上がれた。相手のパンチが良く見えていつもより被弾が少なかった。7回に右ストレートで効いたのがわかった。セコンドの指示で一気に攻めた」と笑顔を見せた。
斎田竜也会長
井上の横に座っていた斎田竜也会長は「パンチが流れていたが、引いて隙間を作ってパンチを打ち込めたのは成長があった。もっとパンチの強弱をつけてほしい」と試合を振り返るとともに井上に注文を付けた。次戦について「来年のチャンピオンカーニバルまで時間ある。11月に主催興行があるので上のベルトのチャンスがあれば狙っていき世界ランクを上げていきたい」と話した。
今後のことは考える
一方、ベルトを獲得することができなかった長濱は「途中、パンチが目に入って相手が二重に見えて慎重になってしまった。ただ、それがなくても押し切られたかなと思う。チャンピオンのパワーや躊躇なく振って来られて戸惑った」と肩を落とした。
採点表