ボクシングモバイルニュース
[ニュース]2017.8.10

リーゼントボクサーの次戦は世界前哨戦!

先月19日に再起した和氣
 先月19日、1年ぶりに復帰した元OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者、リーゼントボクサー和氣慎吾(30=FLARE山上)の次戦が9日に所属ジムより発表された。和氣の復帰第2戦は世界前哨戦と銘打たれ、9月13日(水)にエディオンアリーナ大阪で開催される「ダブル世界戦」のアンダーカードでWBA世界バンタム級7位パノムルンレック・CPフレッシュマート(33=タイ)とスーパーバンタム級8回戦で行われることになった。
パノムルンレックはキャリア50戦を超える実力者
 左構えのパノムルンレックは13年4月、当時WBA世界バンタム級王座を保持していた亀田興毅氏に挑戦したことで日本でも知られる。亀田氏には判定2-1で敗れたが以降、現在まで14連勝(12KO)中と好調をキープし、今回が2度目の来日となる。戦績は52戦50勝(31KO)2敗。身長は161㎝と小柄で和氣とは10㎝以上の差があるものの、ガードは固く、反応も良く懐が深い。下手に後退するとKO率の高い左ストレート、右フックを振り回し圧力をかけてくるが、ここは同じサウスポーの和氣にとっても得意とするカウンターの見せどころ。
 一桁の世界ランクを持つ実力者との世界前哨戦を発表した和氣は、「2度目の世界挑戦。それだけを目標に日々ジムワークに励んでいます。もう一度、和氣慎吾に世界戦を!そう皆さんに言ってもらえるような試合にします」と力強いコメントを残した。
和氣は小國を破り世界まで辿りついた
 メインの世界戦のひとつには、昨年7月に和氣を11回TKOで下し、空位のIBF世界スーパーバンタム級王座に就いたジョナタン・グスマン(ドミニカ)を大晦日の挑戦で破り、大金星を挙げた小國以載(角海老宝石)の初防衛戦がセットされている。指名挑戦者の岩佐亮佑(セレス)は和氣と親交があり、なおかつ和氣は13年3月に小國からOPBF王座を奪った旧敵。複雑に絡み合ったライバル関係の3人が、奇しくも同じリングに立つことになった。本人も話したように2度目の世界挑戦をグッと引き寄せるためにも、和氣にはこの舞台で大きなアピールがもとめられる。