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[調印式]2017.7.24

河野公平vs世界2位の香港スター

河野・渡辺会長・ジェイ氏・後藤
 昨日、ラムボー・ゴーラットスポーツスクール(23=タイ)との再起戦を5回TKO勝ちでクリアした元WBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(ワタナベ)が、同門の世界王者である田口良一と京口紘人の一夜明け会見の前に、WBO同級2位(元1位)レックス・ツォー(30=香港)とのWBOインターナショナル・タイトルマッチにおける調印式を行った。試合は10月7日、香港コンベンションセンターで行われる予定で、セミファイナルには後藤あゆみ(29=ワタナベ)の東洋太平洋スーパーバンタム級王座の防衛戦が組まれる。こちらの相手は未定。
いまだ進化するレックス人気
 レックスは被弾に屈せず果敢にアタックしてくる左ファイター型。それに河野は「アグレッシブなら自分と噛み合う」という自信を、同じく左のファイター型であった亀田興毅(亀田)にかつて米国シカゴで打ち勝ったことを挙げながら語った。昨日の試合では、調整のモチベーションを維持しづらかったという河野だが、次の香港決戦には「盛り上がり度合いは世界戦並み。そのなかで激しく打ち合って、最後は倒します」とすでにゆるぎなきモチベーションがあることを示すような眼差しで宣言した。
ジェイ氏と後藤
 調印式にはレックス陣営からDEFプロモーションのジェイ・ラウ氏が出席。長年のボクシング・フリークでもある香港のビジネスマンは「昨日のダブル世界戦は本当にエキサイティングだった。私は日本の成熟したプロスポーツの文化を香港や中国に持っていきたい」と敬意を示すように述べた。
  香港コンベンションセンター内の試合会場は8000人の観客を動員できるが、前回はチケットが完売。今回も「現時点で3000枚が売れた」とジェイ氏は笑みを見せる。
調印をする両プロモーター
 選手のプロモーションで負けてはいられぬ渡辺均会長も、今回の試合には「事実上、挑戦者決定戦の意識も持っている」と、勝利の先には、河野に3度目の世界王座奪取を狙わせる可能性もあるように話した。
香港は10月まで熱い!
 後藤を含めたワタナベジム陣営は、8月中旬に香港でも記者会見を行う予定。