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[予備検診]2017.7.21

ツヨカワ田口良一が一触即発!?

睨み合った田口とバレラ
 WBA世界ライトフライ級王座のV6戦に臨む田口良一(30=ワタナベ)と挑戦者の同級1位ロベルト・バレラ(24=コロンビア)が決戦2日前の21日、試合地の東京・大田区総合体育館で予備検診を受け、異常なしと診断された。その後、フォトセッションに移るとバレラが王者に顔を近づけ威圧。一瞬顔をそらしたツヨカワ田口だが、すぐに向き合いフェイスオフ。王者の威厳を保った。
試合の模様は当日23日(日)19時54分からテレビ東京系列で全国中継される。
身長・リーチとも挑戦者を上回った
 続いて会見となり、身長・リーチとも挑戦者を約3㎝上回った田口は、初対面のバレラについて「想像していたとおり。自分と同じぐらいの身長だが苦手じゃない」とコメント。頻繁にスイッチを繰り返す厄介な相手だが、「対策はバッチリ。どんどんボディを打って弱らせていきたい」と話し、「僕は夏場の方が調子が良い。コンディションは万全」と自信を示した。
王者陣営はこの余裕
 石原雄太トレーナーも走り込み合宿の成果に手応えを感じ、疲れを抜きながら上手く調整ができたと太鼓判。田口をジムのエースとして信頼する渡辺均会長も「今までどおりで問題はない。力強さは田口が上」と勝利を確信していた。
7/20はコロンビアの独立記念日 国旗柄のマフラー
 一方、7月20日はコロンビアの独立記念日で国旗柄のマフラーを巻いたバレラは「あとは計量を待つだけ。すでに体重はリミットにある」と仕上がりの良さをアピール。世界初挑戦ながら5度防衛中の田口に対し、「印象はまったくない。プレッシャーも感じない」と豪語した。また検診での挑発は「バレラは恐いとイメージさせたかった」と説明し、「田口はツヨカワと呼ばれいるそうだが、試合をすればベビーフェイスはモンスターのように腫れ上がるだろう」とつけ加え、「母国のため、息子のために必ずベルトを持ち帰る」と誓った。
試合まであと2日
■検診結果
WBA世界Lフライ級タイトルマッチ
王者・田口良一(ワタナベ)
身長:167.3cm
頸周:35.4cm
胸囲:84.5cm
リーチ:172.0cm
血圧:123/70mm/Hg
脈拍:73/min
体温:36.9℃

同級1位ロベルト・バレラ(コロンビア)
身長:164.0cm
頸周:34.5cm
胸囲:84.0cm
リーチ:169.2cm
血圧:133/88mm/Hg
脈拍:53/min
体温:36.5℃