[公開練習]2017.7.19
京口紘人「ジョーちゃんみたいな王者になる」
世界初挑戦の『ダイナマイトボーイ』京口
7月23日(日)、東京・大田区総合体育館開催の「THE WORLD DOUBLE TITLE MATCH」で、IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級王者ホセ・アルグメド(28=メキシコ)に挑戦する同級9位の京口紘人(23=ワタナベ)が19日、都内の所属ジムで練習を公開。デビューから1年3ヵ月、7戦全勝6KOで世界まで登りつめた無類のハードパンチャーは、周囲の期待と世界初挑戦のプレッシャーを感じつつもここまでの調整に自信を示し、「ファンを楽しませる試合を見せたい。勝つことを前提に理想はKO。100%自信がある」と世界王座奪取を宣言した。
なお、試合の模様は当日テレビ東京系列で夜7時54分から全国生中継され、ジムの先輩で前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(37)が解説する。
なお、試合の模様は当日テレビ東京系列で夜7時54分から全国生中継され、ジムの先輩で前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(37)が解説する。
実はプレッシャーに弱いところがある
この日はシャドー、ミット、サンドバッグと最終調整に終始した京口。勝てば井上尚弥(大橋)の持つ1年6ヵ月を抜くデビュー最短での世界王座奪取記録を更新することになるが、京口は「そんなことは気にしていない」と話し、少年時代の恩師、元WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎氏からもらったというブレーカーを着て汗を流した。
辰吉ブレーカーを着ると気合が入る
敬語を使うと怒られるということで辰吉氏を"ジョーちゃん"と呼ぶ京口は、「これを着ると気持ちが入る。世界戦が決まった時に連絡したら死ぬ気で練習を頑張れと激励された」と嬉しそうに話した。「ジョーちゃんには信念を曲げない姿勢、言葉の重み、生き方といったボクシング以外のこともいろいろ教わった。俺にとって凄い人。ジョーちゃんみたいなチャンピオンになりたい」と目を輝かせた。
弱い自分を知っているのは強みと話す