[試合後談話]2017.7.10
日本女子王座決定トーナメント戦が開幕
左:下岡 右:矢吹
日本女子初代王座決定トーナメント戦が10日、後楽園ホールで開催された「A-sign.Bee Vol.5」からスタート。ミニフライ級6回戦で日本同級1位の矢吹純(26=協栄)と同級6位の下岡由美子(35=厚木ワタナベ)が対戦した。勝ち名乗りを受けて決勝戦へコマを進めたのは――。
試合後には亀田興毅トレーナーが祝福
初回からサウスポーの矢吹がジャブを繰り出しながらワンツーをヒットしペースを掌握。下岡は被弾しながらも前進したが、矢吹の左を浴びて2回には左目下を内出血で腫らした。その後も矢吹は攻撃の手を緩めることなくロープに詰めて連打で攻勢。5回、ダメージの深さを考慮したレフェリーが試合をストップした。
減量はこれまでで一番キツかった
デビューからの連勝記録を8に伸ばした矢吹は「ジャブが当たり自分の距離で戦うことができたが、力んでしまい上手く仕留めることができなかった」と喜びよりも先に反省の弁が口を突いた。8月11日(金)に大阪・枚方市で行われる小村楓香(グリーンツダ)と一村更紗(堺東ミツキ)の勝者と対戦する矢吹は「次の試合は気負わず自分のボクシングを心掛けたい」と抱負を語った。
これからもチャレンジしていきたい
一方、最後まで懸命に手数を出し続けるも試合を止められた下岡は「相手の左のタイミングがわかりにくくて自分の思うようにいかなかった。最後まで続けたかったのだが…」と唇を噛んだ。