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[ニュース]2017.6.27

木村翔が7.28世界挑戦!

木村が中国でゾウ・シミンに挑戦!
 WBOアジアパシフィック・フライ級王者の木村翔(28=青木)が、7月28日(金)の中国・上海でWBO世界同級王者のゾウ・シミン(36=中国)に挑戦することが決まった。青木ジムが27日に発表したもので、7月11日に後楽園ホールで予定していたWBOアジアパシフィック王座初防衛戦はキャンセルとなる。
ゾウは中国で絶大的な人気を誇る
 中国で絶大な人気を誇るゾウは北京、ロンドン五輪と2大会で金メダルを獲得後、ボブ・アラムのトップランクに所属し13年にプロ転向。15年にIBF世界フライ級王者アムナット・ルエンロンに挑み敗れたが、再起戦でWBOインターナショナルフライ級王座を獲得し、昨年11月にクワンピチット・13・リエン・エクスプレス(タイ)を下し、空位のWBO王座を獲得。戦績は10戦9勝(2KO)1敗。今回が初防衛戦となる。
合宿先のタイでも新聞報道
 一方、木村は13年4月のデビュー戦こそ黒星でスタートしたが、以降はふたつの引き分けをはさみ14連勝(7KO)中。昨年11月に敵地・大阪で坂本真宏(六島)を判定で下し、空位のWBOアジアパシフィック王座を獲得した。世界挑戦は今回初だが、アウェイでの戦いはこれまでタイ、大阪、香港で予行演習済み。豊富な手数と思い切りの良さが売りの木村は、勢いそのままに技巧派ゾウから王座奪取を狙う。
 フライ級は現在、WBA王者の井岡一翔(井岡)、WBC王者の比嘉大吾(白井・具志堅)と日本選手が2団体を制覇。ライトフライ級もしかりで、木村が勝てば軽量級王国の印象がより高まることになる。
 木村は現在タイで2週間の強化合宿を行っており、9日に帰国。11日に出場を予定していた後楽園ホール開催の「DANGAN187」のリングで世界戦の挨拶をする。