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[試合後談話]2017.6.23

4月の月間新鋭賞、中根一斗が魅せた!

連続KOなるか?
 ここまで勝ち星がすべてKO勝ちの中根一斗(28=レイスポーツ)が23日、後楽園ホールで開催された「オーバーヒート・ボクサーズナイト」に出場。スーパーフライ級8回戦でクルンシン・ガオラーンレックジム(22=タイ)と対戦した。セミファイナルでは、3度目のタイトル挑戦を目指す日本スーパーウェルター級8位のコブラ諏訪(37=ピューマ渡久地)が登場した。
中根の強打が爆発した
 初回から中根がプレスをかけて上下にパンチを決めると2回、右ストレートでダウンを演出。立ち上がってきたクリンシンに再び右を叩き込みダウンを追加した。最後はロープに詰めて左フックを決めてフィニッシュに持ち込んだ。試合後も起き上がることができないクルンシンは担架での退場となった。
恐怖のノーランカー中根一斗(レイスポーツ)
 これで6連続KO勝ちとなった中根は「相手のジャブが上手くて思っていたよりやりにくかった。最初にダウンを奪った右は抜けた感じだったが、最後の左フックは手応えがあった」と冷静に試合を振り返った。「KO勝ちはたまたまです」と謙遜した中根は「あと半年あるので良い試合をして、なんとか日本ランキングに入りたい」と目標を掲げた。  
諏訪の右ストレートが決まる
 スーパーウェルター級8回戦でポンパノム・ペットプームジム(30=タイ)と拳を交えた諏訪は初回からジャブでリズムを掴むと、ラウンド終了間際にボディから左フックで先制のダウンを奪った。続く回に左フックで倒すと連打でレフェリーストップを呼び込んだ。
再びタイトルを目指す
 ここ4試合はタイに遠征しており、後楽園ホールでの試合は2年2ヶ月となった諏訪は「リングが滑りやすいタイに比べて、後楽園ホールはしっかりしているので戦いやすかった」と声を弾ませた。同門のドミニカ人ボクサーのディスティノ・ジャパン(32=日本スーパーライト級4位)との実戦練習で腕を磨いたという諏訪は「チャンスをもらえるなら日本でもOPBFでも挑戦したい。敵地で戦える気持ちの強さは養えたので、場所はどこであろうと構わない」と目を輝かせた。