[ニュース]2017.6.14
船井龍一の初防衛戦が決定
チャンピオンカーニバル敢闘賞の船井龍一
今年3月、親友対決として注目を集めたタイトル戦で、日本スーパーフライ級王者の中川健太(レイスポーツ)を7回KOで破り、王座交代をはたした船井龍一(31)の初防衛戦が決定した。船井は7月23日(日)に東京・大田区総合体育館で開催されるダブル世界戦のアンダーカードで、同級1位の奥本貴之(25=グリーンツダ)を迎える。
3月の親友対決
キャリア13年目の古豪の強さを発揮し、1年ぶり3度目のタイトル挑戦で日本王座を獲得した船井は、左のカウンターパンチャー中川を右ストレートで切り捨てた試合内容が評価され3月度の月間MVPとチャンピオンカーニバル敢闘賞を受賞。遅咲きのチャンピオンだが、攻守のバランスが取れた試合運びにはますます磨きがかかり、これからが旬の選手と言ってもいいだろう。戦績は34戦27勝(19KO)7敗。
奥本貴之
一方、タイトル初挑戦の奥本は、中川と同じく左のカウンターを武器とするサウスポー。プロボクサーを目指し、中学2年時にグリーンツダジムの門を叩くと15歳でタイでのデビューをはたした。その後もコツコツとキャリアを積んだ奥本は、昨年4月に僅差判定で敗れはしたがIBF世界フライ級4位のエクタワン・モー・クランペットンブリ(タイ)を最後まで苦しめ、高い評価を得た。戦績は28戦18勝(8KO)7敗3分。前戦でサウスポーキラーぶりを発揮した船井への挑戦となるが、勝負強さは折り紙つき。プロ11年目で掴んだキャリア最大のチャンスにすべてをぶつけてもらいたい。