ボクシングモバイルニュース
[リーグ戦]2017.6.12

日大・東洋大・芦屋大・近大が全勝

中島魁士(農)対渡来美響(洋)
 大学ボクシング界では東西ともに今季のリーグ戦が開催中で、第70回関東大学リーグ、第71回関西学生リーグとも、優勝は2校にしぼられている。関東リーグでは24日の後楽園ホールで日本大学と東洋大学、関西リーグでは25日の芦屋大学キャンパス内で芦屋大学と近畿大学が全勝対決に臨む。10日、後楽園ホールでは関東リーグ戦の3週目が行われた。
勝利後の立教大
 この日は5部トーナメントの優勝決定戦も行われ、国際武道大学が入れ替え戦への出場権を獲得した。2部リーグでは、3部から昇格の立教大学が専修大学を破り、2部では26年ぶりの勝利を収めた。
肝心の五輪戦士・森坂はいまだ応援席
 1部リーグでは前回、拓殖大に敗れた東京農業大学は全勝中の東洋大学とあとのない一戦から。今回も東農大は中野幹士と森坂嵐の2大主力を出場させられず、3対6で東洋大学に敗れた。
鈴木(日)は浦嶋(拓)に昨年の借りを返す
 東洋大と同様に全勝でリーグ3連覇中の日本大学は拓大に7対2で大勝。これにより日本大学と東洋大学以外は2敗以上を喫したため、優勝は2校にしぼられた。
馬力資本型の沖島輝
 駒澤大学対中央大学のライトウェルター級戦で行われた沖島輝(駒大)と岡澤セオン(中大)の全勝対決では、昨年のアジア大学選手権・金メダリストである沖島が3-0(2者が引き分け)でポイント勝ち。試合後に沖島は「(岡澤は)先日のアジア選手権で戦った選手よりも巧かった」と語り、この階級に成松大介(自衛隊体育学校)が転向したことについて「しっかり練習して戦う日の準備をしていく」と全日本王者として動じない構えを見せた。その成松のスパーリングパートナーとしても重宝されてきた岡澤は「初回と2回を取るスタミナ配分で戦った。勝ったかとも思ったけど少し足りなかった」と悔しがった。