[一夜明け会見]2017.5.22
井上尚弥「今までで一番良かった」
5度目の防衛戦に成功した井上尚弥
東京・有明コロシアムで開催された「ボクシングフェス2017スーパー2DAYS」。2日間で5つの世界戦が行われ、大トリを飾ったWBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級王者の井上尚弥(24=大橋)が22日、横浜市内の所属ジムで一夜明け会見を開いた。
もらったのはジャブ1発だけ
同級2位のリカルド・ロドリゲス(27=米/メキシコ)に3回KOで圧勝した井上は「試合後に映像で見たがかなり良い内容で進められたと思う。倒した左フックは相手があのような攻撃パターンでくるのを想定した上で練習して出したもの。開始1分半で距離を把握できたし、試合中に1ヶ月前の合宿の成果も実感した」と試合を振り返った。
完璧な試合だった
井上の試合を見守った大橋秀行会長は「これでもかというぐらい良い内容だった。これまで以上に精進してさらに良い試合を期待している。早ければ年内に上の階級に上げさせたい」と井上の強さを褒めたたえ、スーパーフライ級を卒業をさせたいとした。
「バンタム級にはWBCに強い王者がいるが」の問いに井上は、「チャンピオンなのでもちろんそれは意識する」と12度の防衛をはたしているWBCバンタム級王者の山中慎介(34=帝拳)とのドリームマッチについても前向きな姿勢を見せた。
「バンタム級にはWBCに強い王者がいるが」の問いに井上は、「チャンピオンなのでもちろんそれは意識する」と12度の防衛をはたしているWBCバンタム級王者の山中慎介(34=帝拳)とのドリームマッチについても前向きな姿勢を見せた。
リードジャブが良かった
井上真吾トレーナーは「全体的には良かったと思うが、まだ直すところはたくさんあるので修正させたい。9月を想定して逆算して7月頃にキャンプを張ろうと思っている」と早くも次戦に目を向けていた。
日本ボクシング界のエースが米国に殴り込みをかける
次戦はいよいよ米国進出が濃厚。「9割以上決まっていると聞いているので楽しみ。米国は本場なのでそこで認められたら世界のスターになる。スーパーフライ級で強い選手と戦いたい。さらにインパクトのある試合を見せられるよう精進する」と笑顔を見せた。