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[調印式&会見]2017.5.18

比嘉大吾「KOは流れで」

トリプル世界戦調印式

 WBC(世界ボクシング評議会)フライ級タイトルマッチ(20日、東京・有明コロシアム)を前に18日、初防衛を狙う王者のファン・エルナンデス(30=メキシコ)と1位の指名挑戦者、比嘉大吾(21=白井・具志堅)が都内のホテルで調印式と共同記者会見に臨んだ。デビューから12連続KO勝ちの比嘉は「相手を捕まえないとチャンピオンになれないので倒して勝つ」と王座獲得に自信をみせた。

ベルトは持ち帰るとチャンピオン

 エルナンデスは「大事な初防衛戦なので、すべてをかけてベルトを守る。比嘉は12連続KO勝ちと素晴らしいレコードを残しているが、そんな選手を相手に賢く戦うつもりだ。ベルトはメキシコに持ち帰る」と決意を口にした。会見の最中はほとんど無表情で、やや緊張の色が感じられた。

倒して勝つと比嘉

 これに対し比嘉は「世界戦の舞台に立てることに感謝している。勝って具志堅会長に感謝を伝えたい」と話した。今度もKOを狙うのかという問いには「それは流れで。(エルナンデスは)足をつかう選手なので、それを捕まえないとチャンピオンにはなれないので、倒して勝つ。絶対にタイトルを取る」と意気込んだ。

比嘉は黒のグローブを選択
 グローブはメキシコ製の8オンスが使用される。オフィシャルはレフェリーがトーマス・テイラー氏(米)、ジャッジはジャック・ウッドバーン(カナダ)、アラン・クレブス(米)、マウロ・ディフィオーレ(米)の三氏という布陣。WBCルールに従ってオープン・スコアリング・システムが採用され、4回と8回終了後に途中採点が公開される。
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