[試合後談話]2017.5.15
スーパーフライ級サバイバル戦
左:田之岡 右:長井
8月に日本ユース初代王座決定戦を控える日本スーパーフライ級5位の田之岡条(23=小熊)が15日、後楽園ホールで開催された「DANGAN181」のセミファイナルに出場。日本同級7位の長井一(33=ワタナベ)と拳を交えた。試合はランカー対決に闘志を燃やす長井が荒々しい攻撃で先制攻撃を仕掛けた。
田之岡が勝ち残った
ラフな攻撃を繰り出す長井に対し、サウスポー田之岡は左ストレートで迎え撃った。ペースを取りたい両者だったが、距離が噛み合わずホールドが増える展開。6回、長井は偶然のバッティングで左目上と鼻をカット。勝負は負傷判定となり2者が58-57、1者が58-56でわずかに有効打で上回った田之岡に軍配が上がった。
今日の勝ちが糧になる
ランカー対決を制した田之岡は「今日は最初から集中していて、練習していたパターンが上手くハマった。思っていた課題をクリアできたし、強い長井選手に勝てたことにホッとしている」と安堵の表情。明日、山下賢哉(20=白井・具志堅)と岩井尚斗(19=森岡)の間で争われる日本ユース王座トーナメント準決勝戦の勝者と対戦する田之岡は「相手はまだ決まっていないが、修行だと思って強い方と戦いたい」と目を輝かせた。
傷を治してまた頑張りたい
鼻の傷が深く応急処置をしてから会見に応じた長井は「相手の身長が高くてやりにくかった。ラフに攻めるのは作戦だった。途中のスイッチも上手くいったので採点は勝ったかなと思ったが…」と唇を噛んだ。