[公開練習]2017.5.13
八重樫東 心技体を作り上げる
キレのある動きを見せた八重樫
21日(日)の東京・有明コロシアムで暫定王者のミラン・メリンド(29=比)を迎え、IBF(国際ボクシング連盟)ライトフライ級王座の3度目の防衛戦を行う八重樫東(34=大橋)が13日、横浜市内の所属ジムで練習を公開。松本好二トレーナーとのミット打ちなどで精力的に汗を流し、好調さをアピールした。
暫定王者を警戒
練習前に行われた会見で八重樫は、メリンドについて「すべてにおいてレベルが高い選手。一筋縄ではいかないと思う」と最大限に警戒。大橋秀行会長も「激闘にならないと勝てない相手」と危機感をにじませた。その上で終盤のKOに期待し、八重樫も「しっかりとリングで感じ、やるべきことをやるだけ。心技体をしっかり作り上げて試合に臨みたい」と気合いを入れた。
大橋会長は統一戦に前向き
20日、21日は名古屋を含め6つの世界戦がラインナップ。その中でライトフライ級はWBAを除く3団体の世界戦が行われ、結果次第では日本人選手が主要4団体を独占することになる。当然、今後は日本人同士による統一戦が期待され、大橋会長も「タイミングが合えば喜んでやりたい」と前向きに答えた。
松本トレーナーも仕上がりには太鼓判
練習はシャドーに始まり、ミット打ち、サンドバッグで計12ラウンド。八重樫は減量中とは思えないキレと躍動感のある動きを見せ、仕上がりの良さを感じさせた。
ベストコンディションを作り上げることが最重要課題