[非公開練習]2017.4.28
村田諒太 臨戦態勢に突入
ミット打ちでは快音を響かせた
最難関のミドル級で世界王座獲得を目指すWBA世界同級2位の村田諒太(31=帝拳)が試合まで4週間を切り、都内のジムで順調な調整を続けている。26日には海外から招聘した選手3人を相手にこれまで最長の10ラウンドのスパーリングを敢行。キレのあるジャブから力強い右ストレートでパートナーを圧倒した。世界戦仕様の充実した動きを見せた村田は、28日はスパーリングで疲れが残っているとしてジムワークに終始したが、サンドバッグにはじまり田中繊大トレーナーとのミット打ち、シャドーに縄跳びなど、2時間ほどたっぷりと汗を流した。
試合は5月20日(土)に東京・有明コロシアムで開催されるトリプル世界戦「ボクシングフェス2017」のメインで行われ、村田は1位アッサン・エンダム(仏)とWBA世界同級王座決定戦を争う。当日はフジテレビ系列で全国中継される。
試合は5月20日(土)に東京・有明コロシアムで開催されるトリプル世界戦「ボクシングフェス2017」のメインで行われ、村田は1位アッサン・エンダム(仏)とWBA世界同級王座決定戦を争う。当日はフジテレビ系列で全国中継される。
たっぷり2時間のジムワーク
練習を見守る帝拳ジムの本田明彦会長から時折指導を受けた村田は練習後、「今日は右腕の筋肉に少し張りが残っていたが、心拍数はしっかりと上げるように心がけた。会長からは重心を残し、バランスよく打てとアドバイスをもらいました。気になる部分を修正しながらやっています」と話し、「良い感じできている。体調を崩さないよう注意しながら、上げるところはしっかりあげていきたい」と手応えを感じていた。本格的な減量にはまだ移行していないが、ウェイトも練習終わりで4㎏オーバーと順調そのもの。試合まで3週間、村田がいよいよ臨戦態勢へと突入する。
試合まであと3週間