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[試合後会見]2017.4.23

林翔太vs坂晃典!注目の日本フェザー級王座戦は

挑戦者の坂を先手で攻めたチャンピオン林
 23日(日)に愛知・刈谷市あいおいホールで開催された「SUPER FIGHT Vol.52」のリングで、日本フェザー級王者の林翔太(29=畑中)が指名挑戦者の同級1位、坂晃典(25=仲里)を迎えた。昨年9月の決定戦で王座を獲得し、大晦日の初防衛戦では元世界王者の下田昭文(帝拳→引退)に競り勝ち評価を上げた林は、7試合連続KO勝利中のホープ坂を相手に2度目の防衛をはたすことができたのか――。
3Rに坂の右が火を噴き林がダウン
 試合は挑戦者の強打を警戒した林が、ガードを固めながらプレスをかけジャブで先手を取ったが、坂もすぐに力強い左を上下に打ち分け応戦。3回までにチャンピオンの右目上を切り裂くと、ストップを恐れ勝負をかけた林に連打で襲いかかり、右ストレートでダウンを先取した。ここは立ち上がった林だが、再開直後にラッシュされ、最後は崩れ落ちると同時にレフェリーに抱きかかえられた。
2度のダウンを奪った坂が新チャンピオンに
 タイムは3ラウンド2分50秒。タイトル初挑戦の坂が評判通りの力強さを発揮し、TKO勝ちで新チャンピオンに輝いた。リング上で「チャンピオンやで~!」と叫び、誇らしげにベルトを巻いた坂は、控室に戻ると「試合前は尊敬する林選手に勝てるのか不安でしたが、このベルトが答え。真剣の切合では僕のほうが上だった。本当に嬉しい!ここを到達点と思わずに一戦一戦やっていきます」と更なる飛躍を誓い、大阪から駆けつけた応援団と喜びを分かち合った。