ボクシングモバイルニュース
[ニュース]2017.4.22

久保に指名防衛戦指令

WBA世界王者の久保隼
WBA(世界ボクシング協会)は21日、オフィシャル・サイトで同団体のスーパーバンタム級新王者、久保隼(27=真正)と指名挑戦権を持つ同級2位ダニエル・ローマン(26=米)両陣営に対戦交渉に入るよう指令を出したことを公表した。交渉期間は30日で、この間に話がまとまらない場合は興行権入札が行われるとしている。久保は今月9日、ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ/パナマ)に11回TKO勝ちを収めて王座を獲得した。
WBAから指令
 プロキャリア4年、12戦全勝(9KO)のサウスポー王者に対し、ローマンは25戦22勝(8KO)2敗1分の戦績を残している。2敗のうち最初の黒星はプロ4戦目に岡田隆志(元MTジム)に判定で敗れたもので、13年10月に2敗目を喫してからは14連勝(5KO)を収めている。NABA北米王座を獲得しているほか今年1月の挑戦者決定戦ではアダム・ロペス(米)に9回終了TKO勝ちを収めている。WBAによると両陣営の交渉期間は30日で、久保は戴冠から120日以内となる8月8日までに指名防衛戦を行う義務があるという。なお、WBAのスーパーバンタム級はギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)がスーパー王座に君臨しており、6月17日に暫定王者のモイセス・フローレス(メキシコ)と団体内統一戦を行うことになっている。