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[引退式]2017.4.16

松尾佳彦にテンカウント

引退式
 晴天に恵まれた福岡県小倉北体育館に用意された花道。大歓声に身を包まれながら入場した松尾佳彦(YANAGIHARA)は笑顔を見せながら、友人の元日本フェザー級ランカー戎岡彰氏が待つリングへ向かった。
最後のリングヘ
 元ソフトバンクホークス投手の馬原孝浩氏もリングサイドで見守る中、観客からの声援を楽しみながらキレの良いフェイントとコンビネーションで会場を沸かせた。スパーリング後には神妙な面持ちでテンカウントを聞いた。
戎岡彰氏とラストスパー!
 大きな声援に目頭を熱くした松尾は「ボクサーとして過ごした16年という月日で一番感じることは感謝の思い。支えてくれた方々やケガを負っても頑張り続けてくれた自分の体に感謝の思いを伝えたい。17歳の時に亡くした父が言った『てっぺんを目指して頑張ってみろや』という言葉を胸にここまで頑張ってきた。チャンピオンになれなかったのは残念だったが、まだまだ九州には金の卵がたくさんいる。諦めずチャンピオンを目指して皆頑張って欲しい」と後輩達への思いを伝えた。松尾は今年4月から九州医療スポーツ専門学校へ通う。
10カウント