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[前日計量]2017.4.12

伊藤雅雪 勝ち方にこだわる

右:伊藤のWBOアジア初防衛戦
 明日13日に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のメインイベント、WBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチの前日計量が都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、王者の伊藤雅雪(26=伴流)と同級5位ロレンゾ・ビラヌエバ(31=比)は、それぞれ58.9kgのリミットで一発でクリアした。
 大晦日のアジアタイトル統一戦で東洋太平洋王座に続きWBOアジア王座を獲得した伊藤は、今回が初防衛戦。左構えのビラヌエバ対策としてアメリカで世界クラスのサウスポー選手と練習を重ねてきたと話し、「現地のトレーナーにも指導を受け、技術的に良いものが吸収できました」と自信を示した。
 
リミットで計量をパス
 続けて伊藤は、32戦30勝(26KO)2敗のキャリアを誇る挑戦者について「KO率の高かさがパンチの強さを物語っている。決して侮れない」と警戒しながらも、「練習での手応えはあります。あとは実戦でそれをリンクさせるだけ。コンディションも良いので圧勝できると思います。今回は勝ち方にこだわりたい。倒して勝ちます」とKOを宣言した。
フェイス・オフ
 現在、WBO世界スーパーフェザー級はチャンピオンのワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)がライト級に移るという話があり、4位の伊藤に決定戦のチャンスが訪れる可能性もある。今年を勝負の年と位置づける伊藤は、それだけに下部組織のWBOアジアの防衛は意味があると話した。
初来日のビラヌエバ
 一方、初来日のビラヌエバは、09年に元WBOオリエンタル・フェザー級王座を獲得した実力者。久しぶりのタイトル戦に向け「明日はベストを尽くす。日本のみなさんに勝利を約束する」と意気込んだ。