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[ニュース]2017.4.11

和氣慎吾が移籍 夏頃に再起

久しぶりに元気な姿を見せた和氣
 元東洋太平洋スーパーバンタム級王者の和氣慎吾(29)が、4月1日付けで古口ジムからFLARE山上ジムに移籍したことが分かった。和氣は昨年7月、無敗のジョナタン・グスマン(27=ドミニカ共和国)を相手に臨んだ世界初挑戦で11回TKO負けを喫し、IBF王座獲得に失敗。試合後は怪我の影響もあり公の場には一切現れず、進退が注視されていた。
 10日の後楽園ホールで約9ヵ月ぶりに報道陣の前に姿を表した和氣は、デビュー以来育ててくれた古口ジムを離れ心機一転、新たなジムで再スタートを切ると報告した。
昨年7月にIBF世界王座決定戦
 これまで単身、フィリピンとアメリカで修行していた和氣は、リングから離れていた間に小國以載(角海老宝石)、久保隼(真正)と二人の日本人スーパーバンタム級世界チャンピオンが誕生したことについて問われ、「刺激をもらったが焦りはない。世界チャンピオンになるという気持ちにブレはない」と話し、「今できることを一生懸命やるだけ。もう一度世界戦のリングに立つ」と復活を宣言した。復帰戦は6月か7月になる見通し。
あの舞台をもう一度目指す
 昨年12月に場所を移し再建したFLARE山上ジムでは、今年に入り世界2階級制覇王者ジョンリル・カシメロ(比)を育成したフィリピン人トレーナーのレイ・オライス氏を招聘。和氣は相性が良いというオライス氏とコンビを組み世界再挑戦を目指す。