ボクシングモバイルニュース
[試合後談話]2017.4.9

日本ミニマム級王座決定戦

小西の拳がめりこむ
 日本ミニマム級王座決定戦が9日、世界戦のアンダーカードとして行われた。ランキング1位の小西伶弥(真正)と2位の谷口将隆(ワタナベ)による頂上決戦。注目の大一番を終えた両者とリングサイドの声を拾った。
小西伶弥(真正)
 5ラウンド終了時の採点は2-0で谷口将隆がリードした。が、後半に入ると、小西伶弥がボディを打って優位に試合を進めた。結果は逆転!控え室に戻った新チャンピオンの小西は「前半は足を使おうと思ってたけど狙い過ぎました。後半は足を止めて打ち合うつもりでした。中盤からボディー効いてたのが分かって、公開採点でポイントが負けてても予定通りにいけました」と試合を振り返った。
谷口将隆(ワタナベ)
 タイトル初挑戦が関西凱旋試合となった谷口は「強かったですね、途中からボディが効いたので、相手の土俵で戦うしかなかったです。悔しいですが、また頑張ります」と新チャンピオンを称えた。
採点表
■小坂駿(真正)
■東洋太平洋フライ級13位
「ノーモーションの左を当てる谷口選手に対してプレスをかけてボディを当てる伶弥
後半フィジカルの強さで打ち合いに巻き込んだ伶弥の作戦勝ちでした」
小坂駿と小坂遼
■小坂遼(真正)
■日本スーパーバンタン級2位
「技術では谷口選手が際立っていたけど伶弥は前半からコツコツボディ攻めて自分の土俵に持ち込めたのが勝ちに繋がった」
ツニャカオ
■マルコム・ツニャカオ(比)
■元WBC世界フライ級王者
「伶弥の作戦勝ち、途中で谷口がボディが効いて動けなくなったところで、自分のペースに持ち込んだ。世界に行ってほしい」