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[世界戦発表]2017.3.22

村中優が今話題のスーパーフライ級で世界初挑戦

英国バーミンガムで世界初挑戦
 WBA世界スーパーフライ級チャンピオンのカリド・ヤファイ(英国)に挑戦することが決まった村中優(フラッシュ赤羽)が22日、所属先のフラッシュ赤羽ジム主催の「第80回オーバーヒート・ボクサーズナイト」興行が行われた後楽園ホールのリングに登場。5月13日に英国バーミンガムで世界初挑戦を迎えることを報告した。この日のメインイベントは、高校の同級生対決で注目を集めた日本スーパーフライ級タイトルマッチ。
 スーパーフライ級といえば、WBO世界チャンピオン井上尚弥(大橋)が日本人では現在、唯一人ベルトを巻いている。が、同じアジアを見渡すと、香港ではレックス・ツォー(香港)が先日、向井寛史(六島)を相手にアジア地域タイトルなど3本のベルト(※WBOインターナショナル、WBOアジアパシフィック、WBAアジア)を統一したところ。また、先週末のNYCマディソンスクエアガーデンでは、シーサケット・ソールンビサイ(タイ)が、46戦全勝のPFPキングでWBC世界王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に挑戦し、バッティング行為などで荒れ試合に持ち込むと、物議を醸したが、結果的には4階級制覇王者にキャリア初黒星をつけて、王座奪取するなど、いま話題沸騰中の階級だ。
世界初挑戦を報告
 フラッシュ赤羽ジム川島勝会長の挨拶の後にマイクを握った村中は「5月13日に世界タイトルマッチが決まりました。急に決まった試合ですが、何十年間も日本人が海外で世界王座を獲っていないと聞いたので自分が獲ってきます」と高らかにベルト奪取を誓った。
村中優(フラッシュ赤羽)
 その後、囲み取材に応じた村中は「子供もいるし、ボクシングを辞めて第二の人生を考えたりしていたが、ボクシングが僕を離さなかったですね」とビッグチャンスに闘志を燃やした。試合前の一番の心配事のであるウェイトコントロールについて「体重はジムに管理されているので大丈夫です」と周囲の心配をよそに問題がないことを強調した。
 これまで、軽量級の世界戦に日本人選手が出場するたびに、スパーリングパートナーとして、世界のトップ戦線の選手たちと拳を交えてきた村中だが今回は、パートナーではなく村中自身が主役。スターダムへ、機は熟した!