[ニュース]2017.3.16
5.13 村中優が英国で世界挑戦
村中の世界挑戦が決定
元日本フライ級王者で現在はスーパーフライ級でWBO(世界ボクシング機構)11位にランクされる村中優(31=フラッシュ赤羽)が5月13日、英国バーミンガムのバークレイカード・アリーナでWBA(世界ボクシング協会)同級王者カリド・ヤファイ(27=英)に挑戦することになった。ヤファイ側のマッチルーム・ボクシングが発表したもので、フラッシュ赤羽ジム川島勝会長も16日に契約を交わしたと明かした。
カリド・ヤファイ
両親がイエメン人のヤファイは08年北京五輪に出場するなどアマチュアで活躍後、12年7月にプロデビュー。英連邦王座、英国王座を獲得後、昨年12月に体重オーバーで試合前にWBA王座を剥奪されたルイス・コンセプション(パナマ)に大差の判定勝ちを収めて戴冠を果たした。身長163センチの技巧派のボクサーファイターで、戦績は21戦全勝(14KO)。ヤファイは「最初の防衛戦はタフなものになるが、それは統一戦を望んでいる私にとっては必要なもの」と意気込みを口にしている。
村中と川島会長
一方、04年にプロデビューした村中は、13年に当時の日本フライ級王者の粉川拓也(宮田)に挑み僅差判定で王座を奪取。メジャー4団体で上位にランクされ世界挑戦も間近と期待されていたが、15年4月に行われた3度目の防衛戦で体重超過により計量失格。試合前に王座剥奪の事態を招き、10月の次戦でも計量オーバーし半年間の出場停止処分を受けた。この間、WBA、WBC、IBFのランクを失い、世界戦線から大きく後退したが、階級を上げると復帰後は3連勝を飾り、昨年12月に行われた世界挑戦経験者、久高寛之(仲里)とのノンタイトル戦で見事な打ち合いを見せ復活をアピールした。
フラッシュ赤羽ジムにとって世界戦は、13年7月にドイツ・ドレスデンでロベルト・ステイグリッツの持つWBO世界スーパーミドル級王座に挑戦して以来2度目。川島会長は、「敵地での挑戦が難しいことは百も承知していますが、チャレンジャーらしく精一杯頑張りますよ。勝算はあると見ています」と自信を示し、万全の準備でイギリスに乗り込むと話した。
フラッシュ赤羽ジムにとって世界戦は、13年7月にドイツ・ドレスデンでロベルト・ステイグリッツの持つWBO世界スーパーミドル級王座に挑戦して以来2度目。川島会長は、「敵地での挑戦が難しいことは百も承知していますが、チャレンジャーらしく精一杯頑張りますよ。勝算はあると見ています」と自信を示し、万全の準備でイギリスに乗り込むと話した。