[海外ニュース]2017.3.14
「重要な試合」とゴロフキン
ゲンナディ・ゴロフキン
WBA(世界ボクシング協会)スーパー王者でWBC(世界ボクシング評議会)とIBF(国際ボクシング連盟)のミドル級王座も持つゲンナディ・ゴロフキン(34=カザフスタン/米)と、WBAレギュラー王者ダニエル・ジェイコブス(30=米)のタイトルマッチは18日(日本時間19日)、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われる。試合5日前の13日、両者が記者会見で意気込みを口にした。
※ゴロフキン対ジェイコブス、ダブルメインのローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア)対シーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)のWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチは19日(日)午前10時からWOWOWライブで生中継。ゲストとは村田諒太(31=帝拳)、井上尚弥(23=大橋)。
ゲンナディ・ゴロフキン
10年8月にWBA暫定王座を獲得後、WBC王座を吸収した試合やIBF王座を吸収した試合などを含め17度の防衛戦をすべてKOで片づけてきたゴロフキンは、これもKOで終わらせれば18連続KO防衛となり、ウィルフレド・ゴメス(プエルトリコ)の記録を更新して史上単独トップに立つ。そんな歴史的な一戦だが、ゴロフキンは「ジェイコブスはニューヨークのブルックリンの住人で、私はマンハッタンの居住者だ。これは興味深い状況だと思う。ケル・ブルック(英)戦も大事だったが、今回はそれ以上に重要な試合になる」と話し、妙な気負いはなさそうだ。36戦全勝(33KO)。これに対しWBA王座を4連続KO防衛中のジェイコブスは「この瞬間のために生きていた。この試合にとても興奮している。スポーツ好きな私からみてもベスト対ベストの試合だと思う」と抱負を口にした。33戦32勝(29KO)1敗。オッズは先週の6対1から少しだけ差が開き19対3、ゴロフキン有利と出ている。