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[プロテスト]2017.3.13

中央大主将の三代大訓がB級を受験

赤のグローブが三代大訓
 13日、東京・後楽園ホールで行われたプロテストに中央大学ボクシング部元主将の三代大訓(22=ワタナベ)が、B級で受験した。アマチュアで57戦41勝(4KO)16敗の戦績を残した三代は、同門のB級ボクサー篠塚辰樹(18)と3ラウンドのスパーリングを行い、速い出入りから得意とする左フックを打ち込み、アマ仕込みのテクニックをアピールした。合否は明日発表されるが、三代はすでに28日に後楽園ホールで開催される「ザ・カンムリワシファイト53&DANGAN177」でデビューを予定している。
手数を増やしたいと三代
 テスト終了後、取材に応じた三代は、「少し緊張し、思ったほど実力を出すことができなかった。まだまだプロ仕様になれていない」と反省。それでも卒業式の3日後に控えるデビュー戦に向け、「インパクトのある試合で第一歩を決めたい」と意気込んだ。出身地の島根県松江市で高校から市内のアマチュアジムに通い競技を始めた三代は、高校3年時にインターハイでベスト8に輝き、中央大にスカウト。大学では1年時から活躍し、昨年は1部リーグ復帰に大きく貢献した。夢は世界王者だが、まずは県内初の日本チャンピオンを目指す。
デビューはスーパーフェザー級で戦う
 昨年は京口紘人、谷口将隆と大学ボクシング部主将経験者が相次いでプロデビュー。2年目で京口は東洋太平洋ミニマム級王座を獲得し、谷口も4月9日に日本ミニマム級王座決定戦に出場するなど、ワタナベジムの育成は大当たりした。三代もそれに続くのか注目したい。