[前日計量]2017.3.9
激闘必至の日本バンタム級王座決定戦
火花を散らした赤穂と田中
日本バンタム級王座決定戦の前日計量が9日、都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、同級1位の赤穂亮(30=横浜光)と2位の田中裕士(25=畑中)の両者はともに規定の53.5㎏を一発でクリアした。
これまで2度の世界戦を経験した元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者の赤穂はリミットの53.5㎏で秤を降りると、日本王座からの巻き返しを図る一戦に向け、「相手にこれといった印象はないし、特に対策もしていない。それよりも今回は強打者の証明をする。倒すことにこだわりたい」とKO決着を宣言した。
これまで2度の世界戦を経験した元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者の赤穂はリミットの53.5㎏で秤を降りると、日本王座からの巻き返しを図る一戦に向け、「相手にこれといった印象はないし、特に対策もしていない。それよりも今回は強打者の証明をする。倒すことにこだわりたい」とKO決着を宣言した。
赤穂は下田さんの思いを背負う
横浜光ジムの石井一太郎会長から記念すべき第1回「A Signビー」のメインを任されたことについて、「俺に対する期待の表れ」と感謝した。また、赤穂が兄貴分と慕い、先日引退を表明した元WBA世界スーパーバンタム級王者の下田昭文(帝拳)に話が及ぶと「思いを託された。下田さんの分も頑張りたい」と気合いを入れた。
自分も二人のジム王者に続くと田中
一方、1年ぶり2度目の日本王座アタックとなる元WBCユース世界バンタム級王者の田中は、「前回は体が動かず何もできなかった。悔いしか残っていない」と振り返り、「今回はしっかりと仕上げてきた。赤穂選手は勢いがあってパンチも強烈な選手だが、持ち味のスピードを活かし全部出して切ってタイトルを獲る」と意気込んだ。
FACEOFF
3度目の世界挑戦を狙うキャリア33戦の赤穂と、3勝3KO中と勢いのあるキャリア23戦の田中が激突する明日の日本バンタム級王座決定戦。はたして赤穂が暴君ぶりを発揮し、中部ホープの野望を打ち砕くのか。それとも成長著しい田中が、同門でWBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(21)、日本フェザー級王者の林翔太(29)に続く3本目のベルトを畑中ジムにもたらすのか――。前売りチケット完売の第1回「A Signビー」は、明日10日17時45分に第一試合がスタートする。