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[海外ニュース]2017.3.5

比嘉大吾が挑戦する世界王者が決まった

比嘉大吾と具志堅会長

 ローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア)が返上して空位になっていたWBC(世界ボクシング評議会)フライ級王座の決定戦が4日、タイの首都バンコクで行われた。王座を争ったのは1位のナワポーン・ソールンビサイ(25=タイ)と2位のファン・エルナンデス(30=メキシコ)。なお、この試合の勝者には3位の比嘉大吾(21=白井・具志堅)が最優先挑戦権を持っている。

〇ファン・エルナンデス(メキシコ)

 3回2分29秒TKO

×ナワポーン・ソールンビサイ(タイ)

 

 地元の声援を背に初回、2回と積極的に前に出たナワポーンだが、その割に手数は少なく、完全に主導権を握るというところまではいかなかった。これに対し11年8月に井岡一翔(井岡)が持っていたWBA(世界ボクシング協会)ミニマム級王座に挑むなど大舞台の経験もあるエルナンデスはじっくりとチャンスを待った。3回、エルナンデスは左フックでダウンを奪った。ナワポーンは立ち上がったがダメージは明らかで、再開後にエルナンデスが左右の連打で詰めに入るとレフェリーが両者の間に割って入った。「KOで勝つつもりだった。タイの気候は気にならなかった」と話したエルナンデスは36戦34勝(KO)2敗。井岡戦後は16連勝(12KO)となった。ナワポーンは37戦目で初黒星(36勝28KO)1敗。