ボクシングモバイルニュース
[ニュース]2011.1.19

マルチネスが名誉王者に

 WBCは18日、世界ミドル級王者セルヒオ・マルチネス(亜)を“名誉王者"に格上げしたと発表した。
 マルチネスは昨年4月、ケリー・パブリック(米)から王座を奪い、11月にはポール・ウィリアムス(米)に痛烈な2回KO勝ちで初防衛に成功。V2戦では暫定王者セバスチャン・ズビック(独)とのWBC内統一戦を強制されていたが、これを無視するかたちで3月12日に米国コネチカット州マシャンタケットでWBO世界スーパーウェルター級王者セルゲイ・ジンジルク(ウクライナ)との対戦を決めていた。今回の“名誉王者"の称号授与は、見方によっては事実上の王座剥奪ともいえる。これにともない暫定王者だったセバスチャン・ズビック(独)が正王者に昇格し、1位でシルバー王者でもあるフリオ・セサール・チャベスJr.(メキシコ)との指名試合が義務化された。
元王者ライトが戦線復帰
 元世界スーパーウェルター級王者のロナルド・ライト(米)が4月9日、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデンで2年ぶりに戦線復帰することになった。相手はWBA世界ミドル級3位、WBC4位のマシュー・マックリン(英)。
 ライトは09年4月、ポール・ウィリアムス(米)に判定負けを喫したのを最後に試合から遠ざかっていた。06年12月以来、勝ち星のないライトにとってマックリン戦は大きな賭けになりそうだ。なお、この日のメインはファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)対エリック・モラレス(メキシコ)のWBA&WBO世界ライト級タイトルマッチの予定。