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[予備検診]2017.2.27

山中慎介 心に余裕がある

13度目の検診に臨んだ山中
 3月2日(木)に東京・両国国技館で12度目の防衛戦に臨むWBC世界バンタム級王者の山中慎介(34=帝拳)と挑戦者の同級6位カルロス・カールソン(26=メキシコ)が27日、都内のホテルで予備検診を行った。初めて対面した両者は、互いの検診を注意深く見守ると、終了後にがっちりと握手を交わし、それぞれ会見に応じた。
リーチが2cm伸びた
 13度目の予備検診に臨んだ山中は、挑戦者について「想像していたよりも細い」との印象。また、これまで検診の数値を気にしたことはないと話したが、前回よりもリーチが2cm伸びたことを問われ、「左をよく練習してきたからかな。試合でも気持ちよく打ち込めると思う」と冗談めかし場を和ませた。
 最後に山中は、「防衛戦毎に調整も上手くなっている。今まで積み重ねてきた練習に自信もあるし、心に余裕がある。試合が楽しみ」と自信を示した。
驚異の心拍数を出したカールソン
 一方、23戦目の今回が世界初挑戦となるカールソンは山中について、「安心した。なぜかって? しっかりと準備はできているし、自信があるからだよ。今日にでも試合はできるよ」と強気なコメント。自信の裏付けとして、標高3600mの高地で6ヵ月間トレーニングした結果、毎分42回とマラソン選手並みの心拍数を誇った。
陽気なメキシカン
 昨日は東京を観光し、日本の気候にもすっかり慣れたというカールソンは、「いつもはこんな風に陽気なチームだが、リングでは攻撃的になるよ。試合で違いを見てもらいたい」と意気込み、会場を後にした。
明日は同ホテルで調印式が行われる
■検診結果
WBC世界バンタム級タイトルマッチ
王者・山中慎介(帝拳)
身長:170.5cm
頸周:36.0cm
胸囲:87.0cm
リーチ:177.0cm
血圧:137/77mm/Hg
脈拍:76/min
体温:36.5℃

挑戦者カルロス・カールソン(メキシコ)
身長:169.0cm
頸周:34.5cm
胸囲:88.0cm
リーチ:177.0cm
血圧:125/74mm/Hg
脈拍:42/min
体温:36.8℃