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[海外ニュース]2017.2.11

リオ五輪銀スティーブンソンもプロ転向

 昨夏のリオデジャネイロ五輪バンタム級で銀メダルを獲得したシャクール・スティーブンソン(19=米)が、米国の大手プロモート会社トップランク社と契約を交わしてプロに転向することになった。9日、トップランク社が発表したもので、これで同社は6人のリオ五輪戦士と契約したことになる。スティーブンソンのプロデビュー戦は4月8日に計画されている。
 スティーブンソンはリオ五輪では56キロ以下のバンタム級で第4シードとして出場し、3試合を勝ち抜いて決勝に進出。04年アテネ五輪ライトヘビー級のアンドレ・ウォード以来、3大会ぶりに米国に金メダルをもたらすかと期待されたが、決勝ではロベイシー・ラミレス(キューバ)に2対1の判定負けを喫した。プロ転向に際してはフロイド・メイウェザーも熱心に誘っていたが、トップランク社が競り勝ったようだ。スティーブンソンは「世界王者になることが目標だが、急ぎもせず遅すぎもせずチャンスを待ちたい。最初はフェザー級で戦うが、いずれはスーパーライト級やウェルター級までいけると思う」と抱負を口にしている。トップランク社のボブ・アラム・プロモーターも「彼ならスーパースターになれる。学ぶべきことは多いが、やってくれるだろう。シュガー・レイ・レナード(元世界5階級制覇王者)のような選手になる可能性がある」と大きな期待を寄せている。プロデビュー戦は4月8日、米国メリーランド州オクソンヒルで行われるワシル・ロマチェンコ(ウクライナ/米)対ジェイソン・ソーサ(米)のWBO(世界ボクシング機構)、WBA(世界ボクシング協会)スーパーフェザー級王座統一戦の前座で計画されている。
 なお、今回のスティーブンソンを加えトップランク社はライト級金のロブソン・コンセイサン(ブラジル)、バンタム級のマイケル・コンラン(アイルランド)、フライ級のアントニオ・バルガス(米)とジェビエル・シントロン(プエルトリコ)、ライト級のテオフィモ・ロペス(ホンジュラス/米)の6人のリオ五輪戦士と契約したことになる。