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[公開練習]2017.1.26

井上尚弥 今年こそビッグマッチを

拳の状態も万全
 26日、横浜市内の大橋ジムでは、年末にKO防衛をはたしたWBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(23)とIBF世界ライトフライ級王者の八重樫(33)が報道陣を集め本格的なジムワークを再開。前WBA王者の河野公平(36=ワタナベ)を6回TKOで下し4度目の防衛に成功した井上は、相手が未定ながら5月頃に予定するV5戦に向け、「まだまだ全体的に伸ばさないといけない。それにはしっかり土台作りをしていきたい」と話し、自身も熱望する軽量級最強と謳われる現WBC同級王者ローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア)との統一戦をアピールした。
挑戦者探しは難航?
 大橋秀行会長はランキング上位から声をかけているとし、その中にはゴンサレスと昨年9月にゴンサレスにタイトルを奪われた前WBC王者カルロス・クアドラス(帝拳)も含まれていると明かした。
ベストコンディションを作ることが重要
 井上はこの日、「直したいところはいっぱいある。課題を修正して次に繋げたい」と共通認識を持つ父でトレーナーの真吾氏と約1時間かけてミット打ち、サンドバックでみっちり汗を流し2017年をスタート。2月は走り込んでフィジカルを強化し、3月からスパーリングを始める。今年の目標として井上は、「目の前の試合をパーフェクトな内容でやっていきたい。この階級でトップになる」と力強く誓った。
春も井上、八重樫の二人が競演