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[メキシコ情報]2017.1.25

「三浦対策は万全」

ミゲール・ローマン
 28日(日本時間29日)に米国カリフォルニア州インディオのファンタジー・スプリングス・カジノで前WBC(世界ボクシング評議会)スーパーフェザー級王者、現1位の三浦隆司(32=帝拳)と次期挑戦者決定戦を行う同級2位のミゲール・ローマン(31=メキシコ)が、「最高のトレーニングができた。三浦対策も万全」と話している。すでにローマンは22日にメキシコを発った。≺br> ※三浦対ローマン、ダブルメインのフランシスコ・バルガス(32=メキシコ)対ミゲール・ベルチェル(25=メキシコ)のWBCスーパーフェザー級タイトルマッチは29日(日)午前11時からWOWOWプライムで生中継の予定。ゲスト解説として村田諒太(帝拳)が出演。
ローマン陣営
 67戦56勝(43KO)11敗という豊富なキャリアを誇るローマンは、前に出ながら圧力をかけて連打で相手を仕留めるファイターで、3度目の世界挑戦に向けて三浦戦は大事な一戦となる。そのローマンは「今回も最高のトレーニングができ、三浦対策も万全。このまま調子を崩すことなく試合まで持っていきたい。三浦に勝って世界挑戦に繋げる」と意欲をみせている。すでに22日にラファエル・グスマン・トレーナーとメキシコを発って試合地に向かった。
三浦隆司(帝拳)
 また、同じ28日にバルガスに挑戦するベルチェルは「とても興奮している。強いといわれている王者に勝って自分の価値を高めたい」と話している。こちらはメキシコシティからティファナに移動し、陸路でサンディエゴ経由で試合地に入ることになっている。26日に共同会見、27日に計量、28日に試合というスケジュールになっている。なお、オンラインカジノoddschecker.comの単純勝敗オッズは三浦対ローマンが2対1で三浦有利、バルガス対ベルチェルが5対4でバルガス有利と出ている。
決戦までのカウントダウンが始まった
 内山高志(ワタナベ)がジェスレル・コラレス(パナマ)に連敗し、今年に入って22歳のジャーボンタ・デイビス(米)がIBF(国際ボクシング連盟)王座を奪取、4月にはWBO(世界ボクシング機構)王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が防衛戦を予定と、風雲急を告げるスーパーフェザー級トップ戦線。28日(日本時間29日)に行われる2試合に要注目だ。