ボクシングモバイルニュース
[発表会見]2017.1.20

亀田和毅が世界ランカーを相手に復帰戦

後楽園ホール初登場
 約3年ぶりに日本のリングに上がる元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(25=協栄)の次戦が決定。都内の所属ジムで会見が行われた。試合は3月10日(金)に後楽園ホールで開催される「A-sign.Bee1」で、IBF世界スーパーバンタム級8位のマイク・タワッチャイ(31=タイ)を相手に55.8kg契約10回戦で行われる。世界王座返り咲きを目指す亀田は「この1年でスタイルが変わった。お客さんが喜ぶようなインパクトのある試合を見せられると思う 」と意気込みを口にした。
ファンにアピールする試合を見せてほしい
 相手のマイクは昨年4月に現IBF世界スーパーバンタム級王者の小國以載(角海老宝石)と対戦し5回KO負けしたが、その後は4連続KO中と復調の兆しを見せている。会見で金平桂一郎協栄ジム会長は「キャリアも豊富で力は落ちていない。復帰戦の相手としては申し分ない。勝てばIBFランキングも入ってくるでしょう」と小國をはじめ、過去には元世界2階級制覇王者であり、亀田3兄弟の次男である大毅氏、IBF世界同級13位の和氣慎吾(古口)と対戦した(いずれも判定負け)タイの強豪との対戦に至った経緯を説明した。
試合が楽しみ
 キャリア35戦目にしてはじめて後楽園ホールのリングに上がる亀田は「後楽園ホールへはあまり行ったことがないので雰囲気がわからないが、日本で試合ができるのがうれしい。亀田ファンのためにも勝ってチャンピオンになりたい」と喜びの表情を見せた。
次につなげる試合を
 マイクの印象を語った亀田興毅チーフトレーナーは「右のパンチに威力のある選手で警戒しないといけないが、パンチをもらっているようでは上で戦えない。ここはしっかり勝ってほしい」とエールを送った。なお興毅氏には昨日、トレーナーライセンスが交付されたことも発表された。
チーム和毅として一丸となり夢を追いかける
 2015年9月にWBA世界バンタム級王者のジェイミー・マクドネル(アメリカ)に敗れてから松栄勲トレーナーとのフィジカルトレーニングを続けている亀田は「体の中身を全部変えてもらった。1日1日成長を実感している」と自信を見せた。明日から1週間、ジムワークを中断し都内でロードワークを中心としたフィジカルトレーニングを行い、その後スパーリングに入るという。