[ニュース]2017.1.19
田口良一が始動 統一戦に意欲
V5王者の田口良一が始動
大晦日の東京・大田区総合体育館で5度目の防衛に成功したWBA世界ライトフライ級王者の田口良一(30=ワタナベ)が19日、都内の所属ジムで報道陣を集め2017年のジムワークをスタートした。すでに4日からロードワークを始めたという田口は練習前の会見で、16戦全勝(13KO)のレコードを誇る同級3位のカルロス・カニサレス(23=ベネズエラ)を崩し切れずドローに終わったV5戦を振り返り、「手数が少なかった。もっとコンビネーションを増やし明確に勝てるようにならないと」と反省。それでも一年を通してベルトを守れたことを喜び、今年は「統一戦もやりたい」と意欲を示した。
今年は統一戦が目標
同席した渡辺均会長も「このまま防衛回数を伸ばすか、統一戦の方向で進むのかこれから考えたい」とし、田口には皆に認められる強いチャンピオンになってほしいと臨んだ。統一戦となれば、大晦日にミニマム級に続く2階級制覇を成し遂げたWBO王者の田中恒成(21=畑中)が有力だが、田口も「田中選手とは噛み合うと思う。チャンピオンならファンが見たいカード、勝つか負けるか分からない試合をやっていくべき」と歓迎した。
石原トレーナーとのミット打ち
田口の次戦は5~7月に予定されるが、石原雄太トレーナーとは足の使い方など基礎を一から見つめなおしていく考えで一致。早速課題に取り組んだ二入は、ミット打ちで快音を響かせ正月ぼけを吹き飛ばしていた。同門の内山高志、河野公平がベルトを失った今、ジムのエースとしての自覚も芽生えつつあるようだ。
走り込みのキャンプもしたいと田口
最後に今年挑戦したいことを問われた田口は、昨年は運転免許を取得したので今年はパソコンソフトのワード検定試験で一級を取りたいとコメント。商業高校時代にエクセル3級は取っているが、チケットの送付整理にワードが役立つと誓いを立てた。