ボクシングモバイルニュース
[一夜明け会見]2017.1.1

今年の井岡一翔は統一戦が目標

4度目の防衛に成功
 WBA世界フライ級王者の井岡一翔(井岡)が元日、大阪市内の井岡ジムで一夜明け会見を開いた。タイのボクシング界の将来を担う18歳の暫定王者と向き合った大晦日の試合。序盤、世界戦では初のダウンを喫っする場面もあったが、角度を変えたボディを起点に試合を組み立て直して、最後はきっちりKO勝利で2016年を打ち納めた。毎年恒例のお正月会見はリラックスムードで行われた。
晴れやかな元旦
 会見の席に着いた一翔は「祝勝会の後すぐに帰って昨日のビデオは見ました。ダウンをもらったということで、もっともっとディフェンス面も考えていかなければいけいないと思いましたし、スピードもパワーも、もっと上げていきたいですね」と昨夜の試合を振り返った。「12ラウンド戦う体力は充分作れているので、その上で、質を追求していきたいと思います。自分にまだまだ伸び代も感じるし、打って打たせないボクシングを一つひとつ積み重ねていけたらいいですね」と新年の抱負を語った。次戦については「統一戦を希望はしているが会長をはじめ陣営や関係者の方々にお任せしています。自分の希望は統一戦ですね」と団体統一を目標に掲げた。
小國とはまた一緒にやりたい
 セミファイナルで激闘をみせた高校時代からの友人であるIBF世界スーパーバンタム級新王者の小國以載(28=角海老宝石)については「あのボディは100点、昨日は会場も盛り上がりましたもんね。小國は元々できる選手ですからね。今後も一緒にやる機会があったら是非やりたいですね」今後も共闘を熱望した。
井岡一法会長
 井岡一法会長は「本人も今言ったようにディフェンス面で俺が言わんとしていることはわかっていると思うので、また一緒に作り上げていきたいね。今後のことは本人の希望もあって統一戦を考えているが、まあ、毎回言っていることやが、相手があることですから、しっかり動いていきたい」と今後については明言を避けた。
V4達成
 今年も井岡一翔(井岡)に注目。